恋淫

[おかされて](1/2)
クラスメイト×何度も×童貞

「絢香」



名前を呼ばれて、振り向いた。
教室内にオレンジ色の陽射しが射し込む時間。放課後のこの場所は、いつも静かだ。

振り向き、そこにいたのは陸哉だった。
オレンジの光を浴びて、陸哉はいつもより少しだけ大人びて見える。

「なに?もう帰るんだけど」

日直の仕事で少しだけ遅くなった教室内には、わたしと陸哉の二人しかいない。遠く離れた運動場や体育館から、辛うじて部活の声が聞こえるけれど、ほとんど無音だ。
別に何もないのに、この無音が落ち着かない。

「あのさ、お願いがあるんだけど」

「お願い?」

教室の端にいた陸哉が少しずつわたしの方に近付く。
まだ肌寒いため、窓は閉まっているし、廊下につながる扉も閉まっている。
陸哉の足音が響き、机一つ分を空けて目の前までやって来た。

「童貞卒業させて?」

特に恥ずかしげもなく、目の前の男はそう言った。




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